サマータイム (DST)
さまーたいむ
サマータイム (Daylight Saving Time) は、夏季に時計を 1 時間進めて日照時間を有効活用する制度です。
がいじつりずむ
概日リズム (circadian rhythm、ラテン語の circa = 約、dies = 日) は、約 24 時間周期で振動する生体内の時計機構です。脳の視交叉上核 (SCN) にある中枢時計が司令塔となり、睡眠覚醒サイクル、体温の日内変動、コルチゾールやメラトニンの分泌リズム、消化機能の活動パターンなど、全身の生理機能を時間的に統括しています。
外部の時間手がかり (光、食事、社会的スケジュール) を完全に遮断した環境では、人間の概日リズムは約 24.2 時間の周期で自律的に振動します。この「自由継続周期」が 24 時間ちょうどではないため、毎日の光曝露によるリセット (同期) が不可欠です。リセットが行われないと、体内時計は毎日約 12 分ずつ後ろにずれていきます。
概日リズムの乱れは、時差ぼけ、交代勤務障害、社会的時差ぼけとして現れます。短期的には睡眠障害、集中力低下、消化不良を引き起こし、慢性化すると心血管疾患、代謝異常、うつ病、がんリスクの上昇と関連することが疫学研究で示されています。タイムゾーンの移動やサマータイムの切り替えは、この概日リズムに対する外的な撹乱因子です。
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