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科学技術

電波時計

でんぱどけい

定義

電波時計 (radio-controlled clock) は、標準電波局から送信される長波電波を受信し、内蔵のクォーツ時計を自動的に補正する時計です。日本では NICT が運用する JJY (40 kHz / 60 kHz) を受信します。受信に成功している限り、国家標準時に追随した時刻を保ちます (次の受信までの間はクォーツ時計としての精度で動作します)。

受信の仕組み

標準電波は搬送波の振幅変調 (AM) で 1 秒に 1 ビットの時刻情報を伝送し、60 秒 (1 分) で 1 フレーム分の時刻情報 (分、時、通算日、年の下 2 桁、曜日) を構成します。月と日そのものは送信されず、受信機が通算日から計算します。多くの電波時計は深夜 (受信条件が良い時間帯) に 1〜数回の自動受信を試み、成功すれば時刻を補正します。受信できない期間はクォーツ時計として動作し、月差 ±15 秒程度の精度に低下します。

世界の標準電波

各国が独自の標準電波を運用しています。ドイツの DCF77 (77.5 kHz)、イギリスの MSF (60 kHz)、アメリカの WWVB (60 kHz)、中国の BPC (68.5 kHz) がそれぞれの地域をカバーします。マルチバンド対応の電波時計は複数の標準電波に対応し、渡航先でも現地の電波を受信して時刻補正を続けられます (表示する都市や時差の切り替えは機種により手動です)。

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