概日リズム
がいじつりずむ
概日リズム (サーカディアンリズム) とは、約 24 時間周期で繰り返される生体内のリズムのことで、睡眠覚醒サイクル、体温変動、ホルモン分泌などを制御しています。
くろのたいぷ
クロノタイプ (chronotype) は、個人の概日リズムが自然に好む睡眠・覚醒のタイミングを表す特性です。極端な朝型 (全人口の約 10%) は早朝に覚醒し夜早く眠くなり、極端な夜型 (約 10%) は深夜まで覚醒し午前中に眠気が強くなります。残りの約 80% は中間型で、やや朝型寄りまたは夜型寄りに分布しています。
クロノタイプは主に遺伝的に決定されます。PER3 遺伝子の多型 (反復配列の長さ) が朝型・夜型の傾向に関与することが知られています。意志の力で根本的に変えることは困難ですが、光曝露のタイミングや生活習慣によって数時間程度のシフトは可能です。年齢によっても変化し、思春期に夜型にシフトし、加齢とともに朝型に戻る傾向があります。
標準的な勤務時間 (9:00 始業) は朝型に有利であり、夜型の人は慢性的な睡眠不足と「社会的時差ぼけ」を抱えやすくなります。時差出勤やフレックスタイム制度は、クロノタイプの多様性に対応する組織的な解決策です。教育分野でも、思春期の生徒の夜型シフトを考慮して始業時刻を遅らせる学校が増えています。
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