子午線
しごせん
子午線とは、北極点から南極点まで地球の表面を南北に走る仮想的な半円であり、経度の基準線として時刻体系の基盤を形成します。
けいど
経度 (longitude) は、本初子午線 (グリニッジを通る経度 0 度の線) から東西方向に測った角度です。東経 0〜180 度、西経 0〜180 度の範囲で地球上の東西位置を表します。緯度 (南北方向) と組み合わせることで、地球上の任意の地点を一意に特定できます。
地球は 24 時間で 360 度回転するため、経度 15 度ごとに 1 時間、1 度ごとに 4 分の時差が生じます。東経 135 度の日本は本初子午線から 135 度東にあるため、理論上 135 ÷ 15 = 9 時間の時差 (UTC+9) となります。ただし実際のタイムゾーン境界は経度線に沿わず、国境や行政区画に従うため、経度から時差を正確に推定することはできません。
緯度は北極星の高度から比較的容易に測定できますが、経度の測定は 18 世紀まで航海術の最大の難問でした。正確な経度を知るには、出発地の時刻を保持する精密な時計が必要です。1761 年にジョン・ハリソンが航海用クロノメーター H4 を完成させ、初めて海上での正確な経度測定が可能になりました。この発明は航海の安全性を劇的に向上させました。
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