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基本概念

閏月

うるうづき

定義

閏月 (intercalary month) は、太陰太陽暦において暦年と太陽年のずれを調整するために挿入される追加の月です。太陰暦の 12 か月 (約 354 日) は太陽年 (約 365.2422 日) より約 11 日短いため、調整なしでは季節と月の対応が毎年ずれていきます。閏月を挿入することで、特定の月が特定の季節に対応する関係を維持します。

メトン周期 - 19 年に 7 回の閏月

紀元前 432 年にアテナイの天文学者メトンがギリシャの暦に導入した「19 太陽年 ≒ 235 朔望月」という関係 (メトン周期) に基づき、19 年間に 7 回の閏月を挿入する規則が広く採用されています。この関係自体はバビロニアで紀元前 6 世紀後半から使われていました。ユダヤ暦は 19 年周期を固定的に用い、中国農暦や日本の旧暦は天文計算で閏月を決めるため結果としてほぼ同じ頻度になります。どの月を閏月とするかは暦法によって異なり、中国農暦では「中気を含まない月」を閏月とする規則があります。

現代への影響

グレゴリオ暦が国際標準となった現在でも、閏月は東アジアの文化行事に影響を与えています。旧正月 (春節) の日付が毎年変動するのは、太陰太陽暦では新月の日を基準に月が始まり、そこへ閏月が挿入されるためです。ソフトウェアで旧暦の日付を扱う場合、閏月の存在により「月」の値が 13 になりうることを考慮する必要があります。

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