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技術規格

リープスミア

りーぷすみあ

定義

リープスミア (leap smear) は、うるう秒の挿入に伴う時刻の不連続 (23:59:60 という通常存在しない秒) を回避するため、うるう秒の前後の一定期間にわたって各秒の長さを微小に調整する手法です。Google が 2008 年に初めて採用し、その後 Amazon (AWS)、Microsoft (Azure) などの大手クラウドプロバイダーも採用しています。

仕組み

Google のリープスミアでは、うるう秒の前後 12 時間 (計 24 時間) にわたって、各秒を 1/86400 秒 (約 11.6 マイクロ秒) ずつ長くします。24 時間 × 86400 秒 × 11.6 マイクロ秒 = 1 秒となり、うるう秒 1 秒分の調整が滑らかに分散されます。この間、システムの時計は UTC から最大 0.5 秒ずれますが、23:59:60 という異常な時刻は発生しません。

プロバイダー間の差異と注意点

スミアの開始時刻と期間はプロバイダーによって異なります。Google は 24 時間スミア、AWS は 24 時間スミア (ただし開始時刻が異なる場合あり)、一部のプロバイダーは 1 時間や 2 時間の短いスミアを採用しています。異なるプロバイダー間でうるう秒前後の時刻を比較する際は、スミア方式の違いにより最大 1 秒の差異が生じる可能性があることに注意が必要です。2035 年のうるう秒廃止後は、リープスミア自体が不要になります。

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