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技術規格

リープスミア

りーぷすみあ

定義

リープスミア (leap smear) は、うるう秒の挿入に伴う時刻の不連続 (23:59:60 という通常存在しない秒) を回避するため、うるう秒の前後の一定期間にわたって各秒の長さを微小に調整する手法です。Google が 2008 年に初めて採用し、その後 Amazon (AWS) などのクラウド事業者も採用しています。

仕組み

Google のリープスミアでは、うるう秒の前後 12 時間 (計 24 時間) にわたって、各秒を 1/86400 秒 (約 11.6 マイクロ秒) ずつ長くします。24 時間は 86,400 秒ですから、86,400 秒 × 約 11.6 マイクロ秒でちょうど 1 秒となり、うるう秒 1 秒分の調整が滑らかに分散されます。この間、システムの時計は UTC から最大 0.5 秒ずれますが、23:59:60 という異常な時刻は発生しません。

プロバイダー間の差異と注意点

スミアの開始時刻と期間はプロバイダーによって異なります。Google は 24 時間スミア、AWS は 24 時間スミア (ただし開始時刻が異なる場合あり)、より短い窓でならす実装もあります。異なるプロバイダー間でうるう秒前後の時刻を比較する際は、スミア方式の違いにより最大 1 秒の差異が生じる可能性があることに注意が必要です。国際度量衡総会 (CGPM) は 2022 年の決議で、UT1 と UTC の許容差の上限を 2035 年までに拡大することを決めました。新しい上限値と実施時期は 2026 年 9 月時点では確定していませんが、上限が拡大されればうるう秒の挿入は実質的に終わり、リープスミア自体が不要になります。

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